複数人のプロフィール写真の載せ方【コンサートのチラシの作り方】#5

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今回はプロフィール写真の載せ方について。

『みんな向いてる角度違うし、大きさも違うし、どうしよー!』

ってなったことないでしょうか?

複数人のプロフィール写真を上手に載せるコツをお伝えします。

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立場が平等か確認

まずはこれが一番大事です。

ソリストや巨匠がいる場合は、全員が同じサイズではない場合がありますので、たとえそれらしき人がいなくても「全員同じサイズで大丈夫ですか?」と確認をとりましょう。

また、大きくして欲しいと希望があった場合は、どの程度差をつけるかもきいておくといいです。
ひとまわり大きくや2倍大きくなど。

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手順

正方形にトリミング、もしくはクリッピングマスク

私の好みですが、正方形で揃えるとカッコいいと思っています。

例えば最近作ったチラシだと↓

他にも美しいとされる白銀比(1:1.414)を使ったりするといいです。

有名な黄金比というのもありますが、プロフィール写真にはちょっと長い気がします。

なんとなく作った長方形は当たり外れがでてしまいます。

正方形

トリミングとは

写真を切ってサイズをかえることです。後戻りはできないのでコピーした画像でトリミングしましょう。

クリッピングマスクとは

Illustratorで使うのですが、写真の上に正方形を乗せてクリッピングマスクをすると、写真を正方形の部分だけ表示して正方形の外側は隠してくれます。結果、正方形に切ったように見えるのですが、形を変えたりすぐに修正できるのがトリミングとは違います。

顔の大きさを揃える

基準となる1人をまず正方形の中にいい具合に収めて完成させます。

その人の頭のサイズで楕円形の図を書き、それを基準に他の人の頭の大きさをそろえます。

目の位置をそろえる

正方形の上から1/3のところに目がくるようにします。
そうするとバランスが良くなります。

目の位置

頭の頂点を入れる

髪が枠から出て切れてしまってると修正依頼がきやすいので、頭のてっぺんのさらに髪の先まで収まるようにしましょう。

女性の髪型でちょっと盛ってたりアフロ的な感じの場合は、可能なら毛先まで収めたいですが、顔が小さくなりすぎたり、1人だけ枠の下の方に顔がきてしまうことになるので、諦めて最低限頭の頂点までは入れるようにしましょう。

そろえる

ドレスが入るようにする

プロフィール写真は肩から上を使うことが多いのですが、女性のドレスで肩が出ているものや肩紐が細いドレスの場合、服を着てない感じになってしまい、チラシを見た人が『えっ?』ってなり注意がそれてしまいます。

ドレスの生地が少しでも入るようにトリミングするか、長方形の枠にするなどましょう。

ドレスもいれよう

楽器も出来るだけ入れる

楽器奏者の場合は、持ってる楽器が何か分かるくらい枠に収まるといいです。

今までの経験上、バイオリンやフルートの方は顔から遠い位置に持ってるケースがたまにあり諦めることがあります。

楽器が写ってると、文字を読まなくても編成がイメージできますし、名前のところに楽器名が書いてあれば写真と紐付けることができるので、素早く情報を伝えることができます。

他の技

切り抜き

人数が多いと手間な作業ですが、人物を切り抜いて使う方法があります。

自由度が上がり、手が込んでる感がでます。

誰か一人でも元の写真が見切れてる場合は使いにくし手法ですが、そういう場合は、切れてる部分に他の人や物を重ねると◎

切り抜き

↑このチラシは、みんな白い背景で撮ったわけではなくバラバラの背景でした。
身体の一部が見切れている人がいましたが、うまく隠せました。

白黒

一人だけ白黒写真だったときには発狂しそうになります(笑)

カラー写真の複数人の中に一人だけ白黒だと遺影のような印象になってしまいます。
今どき遺影もカラーですが。

そういう時は思い切って全員白黒にしたり、その上でカラーのフィルターをのせてデュオトーンにしたりするといい感じにまとまります。

デュオトーン

もしくは、一人だけ遺影感を分かってもらうためにそのまま使うか…(笑)

↓このチラシでも全員白黒にしていましたが、これは背景の毒々しさを全面に出したかったというのと、トーンをそろえるために余計な色を入れたくなかったので白黒にしました。

白黒

まとめ

  • サイズの確認
  • 正方形でトリミング
  • 頭の大きさを揃える
  • 目の位置を揃える
  • 頭の頂点をいれる
  • ドレスを入れる
  • 楽器を入れる

他の技

  • 人物だけ切り抜きをする
  • 全員白黒にしちゃう

どれもがうまくできるといいのですが、最初から頭が見切れていたり1人だけ白黒だったり、余白を活かして本人は隅に寄ってたりする写真がくることもありますので、どれかは思い通りにできないことも多々あります。

全体のバランスを見ながら違和感なく収まればokです。

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