『約7,000円〜13万円のマイクでコントラバス聴き比べ』動画の感想

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この記事は↓YouTubeの個人的感想の記事になります。

今回5種類のマイクでコントラバスの音を比較してみたわけですが、マイクを使うというのは

  1. 広い会場で音量を増やす
  2. 録音する

の2つの場面で主に使うと思うのですが、ZOOM H1Nはレコーダーなので1の用途には使えません。

また、コンデンサーマイクとダイナミックマイクも混ざっているので、同カテゴリーの厳密な比較というよりは『ほほ〜なんか違うね〜』くらいのゆるく聴いていただければと思います。

そのうえで今後購入の際の参考になればと思っています。

ぜひイヤフォン、ヘッドフォンで聴き比べをしてみてください。

ちなみに録音はすべてのマイク同時に行っています。

こんな感じ↓マイクのセッティング写真

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感想

個人の感想であまり流暢に多くは語れませんが、まず簡単にまとめておくと

「ほぼ値段の順(動画内で演奏した順)に良いけど、値段なりの差はないので最安のクラシックプロはコスパは良い」。

ということになります。

動画の最後に各マイクで1フレーズを連続で流しているのでそこで聴き比べてみると各マイクの違いが分かりやすいです。

Nadine

Ear Trumpet Labs Nadine コントラバス用コンデンサマイク

今回の5種のマイクの中で唯一コントラバスのために設計されたコントラバス専用のマイクです。

やはり一番いい音、好みの音がしてました。

乾いた音で、弓で弦を擦るジョリジョリ・ザラザラした質感までしっかり聴き取ることができました。

乾いた音でジョリジョリの何が良いかというと、タンゴでいうと四重奏で録った時に、他の楽器に埋もれずにこのジョリジョリの部分が聴こえていい味を出してくれるんです。

アルゼンチンのタンゴ楽団「エル・アランケ」のリーダーはコントラバス奏者なんですが、めっちゃいい音が聴こえるんですよね。

ただ近くの楽器の音(ドラムなど)も拾いやすい、らしいです。
この辺りは実際にライブで使っていないのでどの程度かは分かりませんが。

取り付け方は、他のクリップ式マイクと同様に駒の下側の弦を使って固定するのですが、ちょっと形が違いマイク本体をはめる感じになります。

なので弦の幅によると思いますが、私の楽器だと弦を緩ませないと挟むことができませんでした。

そこが『ちょっとなー』と思ってしまうところで、私は現場によってはマイクを使わず演奏することも多いので、つけ外しは簡単なのがベストなんです。

つけっぱなしだと、けっこうマイクが重いので振動を止めて音量に影響しそうなので、使わないときは外したいところ。

マイクとしての性能だけを考えると、一番欲しいのはこのマイクです!

DPA

サウンドハウス《DPAのベースセット》
サウンドハウス《DPAのベースセット》

Amazonほか↓


こちらの記事でも紹介しましたが、大きな会場でのコンサートなど音響さんもよく使ってる&扱いやすいと言われるのがこちらのマイクです。

上のネイディーンと比べると、ちょっと湿度がある感じ。

その分弦を擦る音がマイルドになっています。

あとズンとくるのが弱いかな。

このマイクはコントラバス専用というわけではなく、色んな楽器用に専用のクリップとセットで販売されています。マイク本体は同じ(※)で。

※基本、高感度マイクの4099-DC-1ですが、トランペットやドラムなど音圧が高い楽器は4099-DC-2 の低感度マイクがセットになっているようです。詳しくはこちら

懸念点は、コードの接触があまくなりがちで、たまに接続されないことがあります。

最近頻発するので使用はひかえています。

コード部分だけで売っているので買おうか悩んでるところ。

SM57

サウンドハウス《SHURE/SM57》
サウンドハウス《SHURE/SM57》

DPAよりちょっとぼんやりしてて、余韻がボンボンしてます。

SM57は、SM58(通称ゴッパチ)という、とりあえずこれ持ってれば間違いないというボーカル向けのマイクがあるのですが、それの楽器向けという位置づけらしいです。

コントラバスや低音専用というわけではなく幅広く使える楽器用の定番マイクです。

Nadine、DPA、クラシックプロがコンデンサーマイク(ファンタム電源が必要)に対して、こちらはダイナミックマイクなので、ミキサーやスピーカー、アンプなどに挿せれば音がでます。

そういう意味では使い勝手がいいです。

ZOOM H1N

サウンドハウス《ZOOM H1essential ハンディレコーダー》
サウンドハウス《ZOOM H1essential ハンディレコーダー》

↑H1nはすでに廃盤だそうなので、進化版のH1 essential のリンクになります。
何が進化したかというと32 bit フロートという録音に対応していて、簡単にいうとレベル調整が不要で音割れしないんです。
レベル確認のために一番大きい音で弾いてメーターが振り切ってないか確認して…っていう作業が不要になります!

これらはレコーダーということで、2つのマイクがXのように交差してステレオで録ることができます。

なのでヘッドフォンで聴いてると立体感のあるように聴こえると思います。

録る専用なので、スピーカー等につなげて音量を増す用途には使えません。

録音では、アンサンブルでも各楽器の音を聴き分けれるし低音もしっかり録ってくれるので個人的にオススメのレコーダーです。

軽いし、操作も慣れればシンプルです。

今回の動画の聴き比べでは、2番目に好みの音でした。
(前半で「ほぼ値段の順にいい」と書きましたが、その「ほぼ」の部分、例外がこれです。安いけど良い音!)

乾いたジョリジョリした音もするし、ズンと響きもする。

DPAやSM57ほどぼやけてもないです。

アストロリコのコンサート時の動画をYouTubeにアップしてますが、その時の音はこのレコーダーで録っていることが多いです。

同じH1nはAmazon等ならまだあるかもなので、一応リンク載せておきます。

ケースやスタンド、アダプターが付いてるセットが持ち運びに便利でオススメです。

CLASSIC PRO(クラシックプロ)/GNM-1

サウンドハウス《CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / GNM-1 楽器用ラベリアコンデンサーマイク》
サウンドハウス《CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / GNM-1 楽器用ラベリアコンデンサーマイク》

サウンドハウス《CLASSIC PRO/G-CLIP Bass コントラバス用クリップ》
サウンドハウス《CLASSIC PRO/G-CLIP Bass コントラバス用クリップ》

コントラバスに取り付ける専用クリップが別売りなので、購入する際は一緒にご購入ください。

一番最安のClassic Pro(クラシック・プロ)ですが、DPAに比べて10分の1程の金額ということを考えるとコスパはかなり高いと言えます。

ゴーーーっというノイズが一番聞こえますが、そういう余計な部分をカットせずそのまま拾ってるので弦を弾いた時の響き・倍音・余韻もとらえています。

なので聴いた時にリアルに感じてゾッとしました。
開放弦のE線を弾いたのを聴いてみてください。8分40秒あたり。

ただ、ノイズがあるぶん、音量を上げ過ぎるとノイズが目立つし、録音の際には結局響きも含め処理せざるおえなくなると思います。

気軽にマイクを使いたい、という場合にはここからスタートで全然OKだと思います。

ミキサー側で音色の調整をしっかりするといいかと思います。

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あとがき

今回は生徒さんのマイクの協力もあって動画にすることができました。

文章でわかると思いますが、一番高いのは私の物ではありません…

ありがとうございましたm(_ _)m

コントラバスは色んなジャンルで使われ、アルコとピチカートというぜんぜん違う音色も出す楽器なので、それぞれのジャンルで好みが違うかもしれません。

私はアルコの音色に重点を置いて感想を書かせていただきましたが、皆様の聴きたい部分に注目していただき、マイク選びの参考になれば幸いです。

ちなみに私が聴き比べで使用したヘッドフォンはこちら↓
サウンドハウス《audio-technica ATH-R70x》
サウンドハウス《audio-technica ATH-R70x》

ちょうど動画を作ったりしはじめるときに専用のヘッドフォンが欲しくなり、レビューやYouTubeで調べてたら良さそうだったのでこれを購入しました。

軽くて長時間つけていられる。音はリアルで自然。

とある歌手の曲を聴いた時に、歌い出しの息を吸う音は今までも聴こえてたのですが、このヘッドフォンをして聴くと、吸う前の吐く音も聴き取れてびっくりしました。

こちらはオープン型なので装着していても周囲の音は聴こえます(逆に密閉型は塞いじゃう感じで没入感はいい)。

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