クラシックとタンゴとでは奏者もリスナーもクラシック好きの方が多いと思います。
もちろん私も音楽を始めたときはクラシックを習っていました。
ただ私は、
『まだタンゴに出会ってないだけでは?』
と常々思っています。
また、歳を重ねるほどタンゴが身に染みるというのもあると思います(高校生で目覚める人もいますが・・・)
なのでどうにかクラシック好きの方との接点を作りたいなと思っていたのですが、その活動の一つとしてクラシックの曲のタンゴアレンジがあると思うのですが、ついに私自身によるアレンジを書き上げることに成功しました!笑
いや成功してるかはあれですが。
最初の作品は、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番ブーレ1をタンゴ風にアレンジしました。
この曲との出会い
無伴奏チェロといえば有名なプレリュードなど他にありますが、私は昔からこの曲が大好きで、高校生の時に見たエレキベースの教本に載っていました。
この曲はフレーズ毎に表情が豊かで喜怒哀楽がハッキリしてるように感じます。
なぜエレキの教本にこの曲が?って当時は思ってましたが、繊細な表現が難しいエレキに表現を学んで欲しかったんでしょうね。
アレンジについて
このアレンジをタンゴ・アレンジとしていますが、
どの辺がタンゴ?
と思うかたもいらっしゃると思います。
それをいちから解説すると長くなるので詳しくは別の機会にしますが、このアレンジではリズミック・メロディーというタンゴの手法を中心にして書きました。
リズミック・メロディーとは
分かりやすい例えでいうと、ピアソラのリベルタンゴの冒頭部分
♪「ンタラタタラタラッ、ンタラタタラタラッ」
って部分。
ずっと8分音符と8分休符の組み合わせで、スラーとスタッカートで歯切れのいい感じの部分です。
これを「リズミック・メロディー」と言うそうです。
他にもエル・チョクロやラ・クンパルシータの最初のメロディーでもこのような弾き方で弾いているのがイメージできるかと思います。
タンゴのメロディーは、このリズミック・メロディーの部分と、それとは正反対にテヌートで歌うように弾く部分(↑のリベルタンゴでいうとチェロが最初に弾くメロディー)の組み合わせでできていることが多いです。
アレンジの経緯
ピアノやバンドネオンの方はよくソロでもタンゴの曲を演奏していて『一人でも楽しそうでいいなー』といつも思っていました。
コントラバスの伴奏無しのどソロのタンゴって知る限りないと思います(謎なのはありますが)。
そこで、勉強してきたことを出し切ってアレンジしてみました!ということです。
これは2年くらい前に作ってたんですが、しばらく寝かせて(笑)、最近2割ほど修正して仕上げました。
この曲を知ってる方ならわかると思いますが、ちょっとだけ付け足した程度でほぼ同じ音を使っています。
バッハ愛好家に怒られないように笑、(いやタンゴにした時点でアウトかも…)
そして最後は古典タンゴらしく16分音符を並べて勢いよく終われるようにしました。
タンゴを知らなくても楽しんでいただけると思いますし、上のソまでしか出てこないので吹奏楽経験者なら弾けると思います。
原調のまま、音域もそのままなので、チェロの方にもそのまま使っていただけます!
購入方法
ご購入はこちら。→Piascore
購入方法のページはこちら。
PDFをダウンロードする形になります。
このサイトはベースの友達が販売してたので便乗して利用してみたのですが、有名なんでしょうか…?
いずれいま準備中のサイトでも販売する予定でいます。
追記:2020.6.30
私のWebストア【VEZ Craft Store】でも販売を開始しました!
VEZ Craft Store からのご購入の方がシンプルでいいかも。
Piascoreは、iPadなどiOSからの購入は少し高くなります。
詳しくはこちらにかきました。
VEZ Craft STORES店でも楽譜の販売を開始しました
参考動画撮りました!
参考になるかわかりませんが笑
こんな感じです。
自由にのりのりで弾いてください!